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いけ

Author:いけ
ある日突然、日本でピストル射撃をしようと思い立ち、がんばって銃砲の所持許可を取得! 果たして無事にピストルを所持することができるのだろうか!?
実は仮面ライダー(1号、2号、V3あたり)や宇宙戦艦ヤマトが好きだったりもする。
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@pulshna_nero

狩猟免許試験と講習会のお話

2018/06/22 01:00:39 | 雑談 | コメント:0件

いよいよ狩猟免許試験シーズン
標的射撃だけを専門にやっている方にはまったく関係のないことなので恐縮ですが、今回は狩猟免許のお話をしようと思います。
狩猟免許についてはさまざまなところで紹介されているので細かい説明は避けますが、銃をつかった狩猟(銃猟)をするには第1種銃猟免許が必要になります。
「空気銃だけでしか狩猟をしない」という方は第2種銃猟免許でもいいですが、どうせ散弾銃やらライフル銃がほしくなりますし、猟友会に入れば空気銃でしか狩猟できないと、地域によっては苦労すると思います。有害鳥獣駆除なんかでシカやイノシシを“捕獲”する場合なんかは呼ばれもしません。試験内容もほぼ同じですし、第1種銃猟免許があれば空気銃での狩猟もできるんだから、第2種ではなく第1種を受けることをお勧めします。

さて、今回も東京都の話になってしまいますが、2018(平成30)年は7月、8月、10月と、1年で3回試験が行なわれます。このうち7月分はすでに受付が終了しているので受けることはできません。すぐにでも狩猟免許がほしければ8月25日に行なわれる試験か、10月8日の試験に申し込みましょう。ただし、申し込み期間内に、です。申し込みは各窓口までいって行なう必要があるようです。
詳細はこちらをご覧ください。


一発合格には猟友会主催の「狩猟免許講習会」を受けたるべし!
試験の申し込みをすると窓口の方に「こちらは別の団体のものの案内ですが」と言いながら、猟友会主催の講習会案内をくれると思います。これは試験の1週間前に、試験会場で、学科と実技の内容を教えてくれるというものです。費用は1万円もしますから必ず受けろとは言いませんが、一発で合格したいならばぜひ受けてもらいたいです。そうしないと他の受験者に迷惑をかけることになるかもしれません。理由は後述。
※私は別に猟友会の関係者でもありませんし、猟友会の宣伝をする気もありません。狩猟免許合格のために猟友会を 利用しよう 頼ろうと言いたいだけです。

講習会は、まずは学科の解説から。しかしこれはほとんど役に立ちません。なぜならば猟友会の方も当日の試験問題は知らないので「この問題が出るから覚えておくように!」とは言ってくれません。「この問題とこの問題と・・・この問題は重要です」というだけ。その数は相当な数で「ほぼすべての問題を覚えろってことじゃん!」と思うに違いありません(笑)
そして狩猟動物の生態に関しても、ごにょごにょ独り言のように話しているだけで、1万円も払ったことを後悔するレベル。しかも試験に関係のない思い出話(猟区でみんなでキジを撃って楽しかったとか、あの鳥は不味いみたいなもの)もあり、参考になりません。


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講習会に申し込むと狩猟読本と例題集がもらえる。勉強するときに心強い味方になるはず!


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実際に講習会でマーカーを引っ張ったところ。ほぼすべて重要だし、それに対応する問題集のページ数を延々と聞くだけ。数年前に受けた人からは「どこが出るか全部教えてもらえるから楽勝だ」と聞いていたので、その落差にがっかりする(写真は念のため画質を落としています)。


しかし重要なのは午後の実技の部分。これは上下二連銃の分解、組み立てや各種銃の操作、距離の目測、狩猟中の団体行動などがあります。これらは事前の講習会なしに合格することは不可能でしょう。なぜならこれらはすべて“演舞”だからです。
まず銃の分解組み立て、ならびに脱包などは、声を出すタイミング、部品の置き方なども教わります。家でやっているようなやり方では間違いなく減点されます。さらにポンプ式空気銃も点検やポンプ動作、弾込めの動作などをします。これも癖のある銃なので、本番1発ではかなり難しい。
距離の目測は講習会で「あのポールまでは10mです。あの看板が50mです。あのマンションが300mです。」と教えてくれます。本番では「あの看板まで何mありますか?」とか「ここから300m先はどのあたりですか?」といった聞かれ方をするので、講習会で教えてもらったとおりにやれば済みます。「では150mはどこですか?」など、講習会ではやらない距離に関しては基本聞かれることはありません。
最後に団体行動ですが、これは講習会を受けていないとやり方は絶対分かりません。例えば「狩猟中、川に差し掛かりました」など、本番で突然言われても混乱します。第一、色の違うカラーコーンが置いてあるだけなので、初めて見た人にはどこが川かすら分からないかもしれません。仮に分かったところで銃を持ったままジャンプして川を飛び越えたりすればおそらく不合格でしょう。
それ以前に考えてみてください。この試験は団体行動なので、3人一緒に受けます。しかも自分以外の2人はまったく知らない人です。もし講習会を受けずに奇想天外な行動をとるような人が1人でもいればリズムが崩れ、3人全員不合格になりかねません。狩猟免許試験を受けるのであれば、いくら学科の解説がダメでも講習会は絶対に受けなければならないのです。
もし講習会を受けるお金がないよという方は、おそらく狩猟者登録などの費用(おおむね3万円以上)も払えないでしょうから、今年度の受験は見送ったほうがいいでしょう。


鳥獣判別は難易度が高い
講習会に申し込むともらえる狩猟読本には、狩猟してもいい動物や紛らわしい動物などがイラストで載っています。講習会でもこのイラストを紙芝居のようにして、「これはハクビシン、これはキジ」など説明された上で、試験のように次から次へイラストを出されて答えていくような時間があります(もちろん数十人のグループでみるのですが・・・)。しかし実際の試験ではほぼイラストは出ず、ほとんどが写真です。ニホンジカやサルなんかは分かりますが、カモ系の鳥なんかはイラストと違うと混乱するかもしれません。イラストだけでなくパソコンなどで各動物の写真を調べるというのもいい勉強法だと思います。

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こんなイラストがたくさん載っている。動画サイトにもこのイラストを使った解説、模擬問題なんかがアップされているけれど、本番の試験では写真ばかり。イラストは2枚くらいしかなかったかな?


狩猟免許も立派な国家資格
最近は狩猟者の高齢化が叫ばれ、若者を一人でも入れたいところなのでしょうけど、試験自体の難易度は相当高いです。これは狩猟免許も立派な国家資格で、しかも狩猟中に事故でも起これば人命に関わることも少なくありません。だから誰でも合格できるものではない、というのは当然なのかもしれませんね。狩猟免許試験を受ける方にはぜひ猟友会の講習会を受けた上で、さらに家で勉強して、本番に臨んでほしいと思います。

なお「狩猟免許を受けるんだけど、ここってどうなの?」という質問があれば、分かる範囲でお答えしますのでコメント欄、またはツイッターからご連絡ください。

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無事に合格すれば、後日通知が届きます。私は学科で落ちたと思っていたけれど、合格できて本当にうれしかった。ちなみに学科で落ちると午後の実技を受けることはできません。ちなみに免状は、受験受付をした窓口まで取りに行ったと思います。
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